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水道屋が思うタンクレストイレの後悔しそうなこと。

2025-02-17
雪だ。いつもなら雪なんて全然降らない地域なのに、今年はしんしん降って積もるし、本当にびっくりしている。ストーブ無しではとてもじゃないが耐えきれない寒さだよ。

今日のテーマは、「タンクレスとタンク付き便器」である。たとえばLIXILの「サティス」とか、Panasonicの「アラウーノ」あたりが有名かな?背面にタンクがなくて(だからタンクレス)見た目がスッキリ、その上、機能が満載というのがウリ。

でも、一番気をつけたいのは「非常時に流せないリスク」。停電や断水になったとき、バケツで水をザバーッと注いでも、電気制御部分が使えないと排水しない可能性がある。非常用レバーが付いているけど、「使おうと思ったら使い方を忘れた」なんて悲惨な報告もちらほら。

それに加えて壊れたとき、タンクだけ部品交換……というわけにいかず、便器本体ごと交換になるケースもあったり。特にPanasonicのアラウーノは「家電扱い」って印象が強くて、樹脂部分やゴムパッキンなんかの劣化がわりと早いという声も上がっている。

とはいえ、掃除しやすい・見た目がオシャレ!というメリットを評価する人はたくさんいるし、10年以上トラブルなしで使ってるよ~という話もあるので、完全にNGというわけではない。

ここがポイント
・停電・断水時に流せない可能性がある
・修理・交換費が高くつきがち(タンクレスの方が2倍高い場合も)
・スッキリした見た目や機能を重視するなら悪くない

次回は「第2部」として、ハウスメーカーが標準仕様で一体型タンクレス便器を採用している場合の落とし穴について掘り下げたいと思う。途中から読んでもわかるように、最初にざっとおさらいを入れるので、お時間あればぜひのぞいてみてほしい。
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