ある夜、台所でカサカサッ……
「うわっ、出た！」と思わず悲鳴をあげた私の目線の先には、あの黒光りするヤツ。パニック状態でスマホ検索したところ、「配管まわりをコーキング（隙間埋め）すればゴキブリを防げるらしい！」という情報を発見しました。

半ば必死で、ホームセンターで買ってきたコーキング剤を配管まわりにギューッと塗りたくりまくり。これであの黒い悪魔から解放されるはず……とホッとしていたのも束の間、なんと数日後に“再会”してしまったのです。

「なんで!? コーキングしたのに！」

その理由は意外なところにありました。そこで今回、「配管まわりの正しい対策」と「コーキングの落とし穴」をご紹介します！ これを読めば、同じ悲劇を繰り返さなくて済むはず…です。

1. コーキングしてもゴキブリが減らない理由
ゴキブリは2mmの隙間があれば侵入OK!?
ヤツらの通過可能サイズは驚きの1mm。配管まわりの一部だけを完璧にふさいでも、別の場所にスキがあれば意味がないんです。
それだけじゃなくて、
配管まわりを密閉しすぎると、空気の流れが悪くなってジメジメに。実はゴキブリはジメジメが大好き。まさに逆効果でした。

2. 下水のニオイの原因は配管内部かも
表面をふさいでもニオイは止まらない？
配管内に問題があると、コーキングしてもニオイの出口が変わるだけで、根本解決にはなりません。
「周り」じゃなくて「中」が原因の場合は、自分でどうこうするよりプロに診てもらったほうが早いです。意外と排水管のゆるみや防臭キャップの破損が原因かも…

3. 賃貸の人は原状回復費に要注意！
勝手にコーキングすると剥がすのが大変!?
賃貸でかたーいコーキング剤を使ってしまうと、退去時に「全部はがしてください」と言われることがあります。
追加費用請求リスクも…。
はがす作業を業者に任せる場合、お金がかかることも。まずは管理会社や大家さんに相談して「プロを呼ぶべきか」判断しましょう。

まとめ
ゴキブリ対策：コーキングだけだと“2mmのスキ”を完全に防げず、むしろ湿気がたまりがち。侵入口を総合的にチェック＆対策が大事！
下水臭対策：配管内部のゆるみや破損が疑われるなら、早めにプロへ相談を。
賃貸の人：コーキング前に管理会社や大家さんへ連絡！下手にDIYすると余計な出費やトラブルのもとに…。

PS.
「コーキングするだけでゴキブリがゼロになる」は夢のような話かも。排水管のゆるみと防水キャップの確認がめっちゃ大事。